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2025.11.08 【雪国で自然素材にこだわる人が後悔しない中古物件の選び方】

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【雪国で自然素材にこだわる人が後悔しない中古物件の選び方】

雪深い新潟県で、自然素材に囲まれた温もりあふれる暮らしを夢見て中古物件を探している。
しかし、雪国特有の気候や自然素材選びの難しさに、一歩踏み出すのをためらっていませんか?
そこで今回は、雪国での中古物件選びで後悔しないために、自然素材の選び方から物件のチェックポイント、購入後のリスクと対策まで、
詳しくご紹介します。

□新潟で後悔しない中古物件選び□
*雪国物件選びの注意点
 雪国である新潟で中古物件を選ぶ際には、寒さ、積雪、凍結といった特有の気候条件を考慮する必要があります。
 これらの対策が不十分な物件を選んでしまうと、生活の快適性を損なうだけでなく、修繕費用がかさむ原因にもなりかねません。

1: 寒さ対策
  断熱性能は、冬の暖房費に大きく影響します。
  窓の断熱性能、断熱材の種類や厚さ、などを確認しましょう。

<窓の断熱性能>
中古の物件ですと窓の性能が低い場合が多いので確認が必要です (アルミサッシ、シングルガラスなど)。樹脂の窓枠が使われているような築浅物件以外は冬の暖房などで暖められた家の中の熱が家から逃げていく量のうち半分くらいは窓から流出してしまいます。そのため、窓にどのような物が使われているかという事は重要で、窓の断熱強化は寒さ対策として最も有効的で費用対効果も高く、内窓の取付けや断熱サッシへの交換も視野に入れると良いでしょう。

<壁・天井・床下断熱>
例えば壁・天井の中のグラスウールなどの断熱材が、施工が悪いせいで湿気を吸い込んでいたり、隙間があったりすると断熱性能が低下するため、注意が必要です。そうした箇所は結露しているケースが多く壁がカビていたりするのでその部分の壁を剥いで中を確認した方が良いです。床下の断熱材も重要です。人間にとって一番寒さに敏感なのが足で、床はその足で直接触れる部分ですので床に断熱が入ってなかったり、隙間があったりすると、いくら暖房してもなかなか床部分が暖まらず寒さが解消しません。施工不良箇所や無断熱部分、大きな隙間に関しては断熱強化の優先順位は高く、寒さ対策に有効です。

2: 積雪への備え
  屋根の形状や素材は、積雪の影響を受けやすいため、雪下ろしの必要性や、雪による建物の損傷リスクを確認しましょう。
  積雪を考慮した構造計算書などがあると安心です。
  融雪設備(敷地内、前面道路、背面道路の消雪設備など)や雪止めなどの対策が施されているかどうかも確認ポイントです。

□自然素材住宅を選ぶ・自然素材住宅にリノベーションする□
1: 使われている素材の確認
  中古物件の床・壁・天井に使われている材料を確認しましょう。
床:木のように見えて表面に木調シートが貼られた複合フローリングが張ってあることもあります。
  木の温もりを肌で感じたい方は無垢の床板へ張替えをおすすめします。
  無垢の床板で黒ずんでいたり、ささくれている箇所があったりする場合は、
  磨いたり、やすりをかけたり、塗装を施すことで見違えるように綺麗になります。
  既存の無垢床板を活かして床の断熱強化を行いたい場合は床下から断熱を強化する方法もあります。

壁・天井:クロスなのか塗り壁なのか確認しましょう。
  クロスの場合は剥がして自然素材を使ったクロスや塗り壁によりリノベーションを行います。
  その際下地が濡れていたり、カビが生えていたりする場合は下地ボードや断熱からやり替えます。  
  元々が塗り壁などの自然素材でその風合いを活かしたい場合は不具合のある箇所のみ補修をする形になりますが、
  さらに外壁の断熱補強をしたい場合は内壁を壊さず、外壁側から断熱補強するのもひとつです。
  天井に木を使いたい場合は既存の天井の下地部分がどのような構造になっているかも確認した方が良いです。
  造りによっては新たに下地を作らないといけない場合があります。

2: 結露対策
  結露はカビやダニの繁殖を促し、せっかくの自然素材を傷める原因にも。
  上記に記載したような断熱改修を行うことで結露などで自然素材を傷めることを防ぐことができますので
  合わせて検討されると良いでしょう。

□築古物件の不安を解消するには□
*物件の選び方で確認すべき点
 築古物件には、新築物件にはない魅力がある一方、注意すべき点も多く存在します。
 購入前にしっかりと確認することで、後々のトラブルを避けることができます。

1: 物件の前提条件
  売却理由、土地の権利関係、旧耐震基準か新耐震基準か、再建築・リフォーム可能か、
  違法改造や増築がされていないかなどを確認しましょう。

2: 耐震基準
  建築確認申請が1981年5月31日以前の場合、旧耐震基準で建てられています。
  旧耐震基準の物件は、耐震補強が必要となる場合があります。

3: 再建築の可否
  再建築不可の物件は、建て替えができません。
  前面道路が建築基準法上の道路(幅員4m以上)に2m以上接しているか確認しましょう。

*内覧時の重要チェックポイント
 内覧は、物件の状態を直接確認する貴重な機会です。
 上記以外にも以下のポイントを参考に、隅々までチェックしましょう。

1: 建物外部のメンテナンス状況
  基礎の頑丈さ、建物の形状、外壁のひび割れの有無、1階と2階の壁・柱の位置関係、屋根の形状などを確認します。

2: 建物内部のメンテナンス状況
  水回り・配管、電気容量、建具や建て付けの状況、建物のモジュール、床下・屋根裏など見えない部分、
  シロアリ被害、内壁のひび割れの有無などを確認します。

3: 雨の日の内覧
  雨漏りの有無や、水はけの状況を確認するのに適しています。

□まとめ□
新潟で中古物件を選ぶ際には、雪国特有の気候条件への対策と、築古物件ならではの注意点を確認することが重要です。今回ご紹介した
ポイントを参考に、物件選びから資金計画、契約まで、慎重に進めることで、理想の住まいを作り上げる事ができるでしょう。

リノベーションの施工事例は、百聞は一見に如かず!ということで、
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にてご体感ください。